FaceBook

♪歌うということ

一緒に歌ってみませんか?

私は合唱の指導をはじめて以来、子ども達との関わりの中に大きな喜びと情熱を持ち続けています。子どもは、あらゆる曲や練習に対して自発的でオープンな姿勢を持っています。ゆえに音楽の重要な要素である聴く力、集中力、リズム感、絶対音感などを育てるのにとても恵まれた時期なのです。最初に育てなければならないのは声の大きさではなく、良く聴こえる耳を育て、その音楽の特性を聴き分けることだと思います。そのことは、まだ発達段階にある子どもの声帯に無理な負担をかけない為にも大切なことです。幼少期のレッスンでは、まず楽譜を使わずにゲーム、遊び歌、わらべ歌を通して基礎を体から覚えさせます。遊びながら聴き合うことを覚えた子どもの声の柔らかさ、美しさ、聴く力は他の方法では得ることが出来ないと思います。

練習風景02

年齢が進んだ子ども達のレッスンでは読譜や音楽記号の指導も行います。様々な様式の音楽を、その成り立ちや特性を感じながら楽しむ子どもに導いて行きます。合唱団でのレッスンは子どもを音楽に導くのに最良の方法だと考えています。正しい呼吸法、体を使った発声法を身に付けることは体に音楽を呼び覚ますからです。他の人の声に耳を傾ける力をつけ、周りと一体になるアンサンブルを学ぶ。その上で個性も持ち集団で歌うことのチームワークを身に付けることはその後の社会生活にも役立って行くことでしょう。

練習風景01